【自転車旅】社会人が有給を使って行く兵庫県から東京都593㎞サイクリング

自転車旅

目次

社会人が有休を使って兵庫県から東京都600㎞を自転車で走った経験を通して、ルートやサイクリング中の注意点などを紹介していきます。また、旅中のハプニング旅をするのにどのくらいお金が必要かなど、自転車旅を徹底解剖します!

今回のタイムスケジュールに関しては筆者の休暇の都合上、3泊4日に漕ぎきれるように設定されています。サイクリング初心者の方には、かなりハードな日程になっています。個人のペースに合わせて宿泊する場所を決めることをお勧めします。また、サイクリング初心者の方にも挑戦しやすいように、サイクリング初心者用のスケジュールも公開しています。是非ご覧ください!
こんな方におすすめ記事です!
自転車旅をしてみたい
自転車旅をしたいけどルートがわからない
旅行の場所を決めかねている人
 

ルートの見方

旅で使用したナビアプリは、自転車NAVITIME(有料版)です。非常に使いやすいアプリでした。
ルートは(総距離・時間・獲得標高)3つに分けて紹介していきます。
・総距離…スタートからゴールまでの距離を(㎞)で表します

・時間…今回の旅では、スポーツ自転車を使用したため時速20㎞/hで走った時の目安時間です

・獲得標高 

 

 

自転車の走行ルートを決めるのに総距離と時間と獲得標高は抑えるべき重要ポイントと聞いたんですけど、獲得標高ってなんですか?

獲得標高っていうのは、人によって見解が様々です。今回の記事では、スタートからゴールまでのあいだで登った坂道の高さの総計を表します。
個人的な目安ですが、1日の獲得標高は、最大1000mほどでとどめないと連日のロングライドに疲れが残ると思います

1日目兵庫県伊丹市~滋賀県草津駅

距離:69.1㎞
時間:4時間
獲得標高:481m

~1日目タイムスケジュール~

6:30 出発

9:50 京都駅











11:00 滋賀県逢坂関

14:00 滋賀県草津駅到着

1日目は、午後から雨予報ということもあり、早めに出発して雨を回避することができました。

自転車を漕ぎ続ければ、4時間で到着できる計算でしたが、予定通りにはいきませんでした。

走行中、小休止(間食を含む)が必要になったり、行く先々で観光したいときもあるかと思いますので、時間には余裕をもってタイムスケジュールを組みましょう!

2日目滋賀県草津駅~静岡県浜松駅

滋賀県草津駅~愛知県名古屋駅【午前】
距離:120㎞
時間:6時間
獲得標高:379m
愛知県名古屋駅~静岡県浜松駅【午後】
距離:109,8㎞
時間:6時間
獲得標高:505m

~2日目タイムスケジュール~

【午前】
7:00 滋賀県草津駅出発
7:50 滋賀県近江八幡
8:20 コメダ珈琲(朝食)

9:45 滋賀県米原市

10:50 岐阜県大垣市関ヶ原町

13:10 愛知県名古屋市
13:25 名古屋駅到着
【午後】
13:45 昼食

14:40 名古屋駅出発
19:30 静岡県湖西市

20:10 静岡県浜名湖
20:55 静岡県浜松駅到着

2日目は、旅のなかで最も長い距離(約230㎞)を走りました。獲得標高が1000m以内だったので、何とか走りきることができました。

距離以外に気候にも苦しめられました。滋賀県米原市は雪が降る一方で名古屋では、春一番の暖かさ。服装と体調管理は重要なポイントです。今回着ていった服はGORE-TEX(防風、防水)性能がありオススメです

今回した使用した自転車、装備品が気になる方は、こちらをご覧ください。

【自転車旅】兵庫県から東京都まで自転車で行くために必要な装備品とは?
自転車で兵庫県から東京都(600㎞)を3泊4日で走った経験を通して、旅のなかで本当に役立った道具や必要なかった道具を紹介していきます。自転車に乗ってどこかに行きたいけど、どんな道具をそろえていいのかわからないという方には参考になると思います。

3日目静岡県浜松駅~静岡県熱海駅

【午前】
静岡県浜松駅~静岡県静岡駅
距離:77,3㎞
時間:4時間30分
獲得標高:470m
【午後】
静岡県静岡駅~静岡県熱海駅
距離:97.7㎞
時間:5時間30分
獲得標高:867m

3日目タイムスケジュール

【午前】
8:00 静岡県浜松駅出発
11:45 静岡県静岡市

12:00 静岡駅到着
12:20 サイクルベースあさひ静岡インター通店
【午後】
13:00 昼食

13:30 サウナ(静岡駅近辺にあります)
14:30 静岡駅出発
16:45 静岡県富士宮市
17:40 遂に富士山出現!

21:00 熱海駅到着

3日目のコースは、坂道が多くアップダウンの多いコースに苦戦しました。

そんな厳しい道のりだからこそ、目的地に自分へのご褒美を設けました。そのご褒美が上の写真にある昼食のハンバーグとサウナです。

とにかくしんどいコースでしたが、そんな中でもいいこともありました。

道中の坂道を登り切って、下り坂に差し掛かるところで、なんと、、、富士山が見えました!

自分で設けたご褒美ではなく、神様がご褒美をその場所に置いててくれたんだと思いましたね(笑)

ちなみに、富士山を見たのは人生で初めてでしたので、感動もひとしおでした。

旅のターニングポイント

3日目最後の20㎞は、沼津から熱海駅の間に大きな山を登って下ります。この旅の勝負ポイントは、ここだと踏んでいました。この山には、街灯がありません。三島市で一泊も考えましたが、3日目のうちに熱海駅に到着できなければ、東京まで辿り着くことができなかったので、暗闇のなかへ自転車で突っ込んでいきました。

街灯がないため、道の先が全く見えません。果てしない上り坂、山を登るので気温はだんだんと下がっていきます。体力が消耗しきっていたその時、バッグに羊羹2個とビスコを見つけました。すぐに補給して、命をつなぎました。

人生で一番怖い体験でした。

自転車で山を登るときは、日中にしましょう!

山道を走るときはの注意点
①道路の左側を走る
②道路の車線が狭い場合、後方の車に追い抜いてもらう(車に向けてジェスチャーなどできると
③テールライトは点滅するものを使用する。
夜道を走る際、山道では、街灯がないケースも想定されるため、テールライトは必須です。

4日目静岡県熱海駅~東京都東京駅

静岡県熱海駅~東京都東京駅
距離:103.6㎞
時間:6時間
獲得標高:726m

4日目タイムスケジュール

8:30 熱海駅出発
10:15 神奈川県小田原市
11:00 平塚八幡宮
14:20 多摩川
15:00 東京都日向坂

15:15 東京タワー

15:40 東京駅到着

18:30 自転車を輪行して新幹線で新大阪へ
20:30 新大阪から自宅へ向けて出発(距離:約16㎞)

3日目熱海の宿泊先が東横インだったので朝食付きでした。ありがたい、、、

4日目出発時点で、右ひざに強烈な痛みをかかえたまま出発しました。

原因は、おそらく、連日のロングライドからくるものだと思います。今までの自分なら大事を取って辞めていたと思います。

ただ、ここまで来たからには、東京まで漕ぎきるしかないという気持ちでした。

連日いろんな人から、「がんばってください!」というメッセージでいただいていたので頑張れました。本当に力になりました、ありがとうございました。最後は、身体が限界を決めるんじゃないんですね。気持ちなんですね。

そうして、神奈川県を抜けて、東京都へ入った瞬間にハプニングが、、、、

そのハプニングは、またのちほど紹介します。

東京タワーを通過して、東京駅到着!

この後の新大阪駅から自宅までの道のりは、膝が痛すぎてほとんど漕げなかったのも今ではいい思い出です。

初心者用スケジュール

day1 伊丹駅~滋賀県草津駅(69.1㎞)

day2 滋賀県草津駅~愛知県名古屋駅(120㎞)

day3 愛知県名古屋駅~静岡県浜松駅(109.8㎞)

day4 静岡県浜松駅~静岡県静岡駅(77.3㎞)

day5 静岡県静岡駅~静岡県熱海駅(97.7㎞)

day6 静岡県熱海駅~東京都東京駅(103.6㎞)

day7 東京観光

大型連休を確保できそうな方は、こちらの日程がおすすめです!サイクリングを楽しみながら、観光もしっかりとできるので、達成感を味わいながら旅行も楽しめます。

オススメは、朝8時に目的地を目指して出発する。そして、昼過ぎには、目的地に到着できれば十分観光できる時間を確保できますね。夜の移動は、あまりおすすめしません。

旅のなかで大変だったこと

・宿泊先探し

この旅では、宿泊先の事前予約を入れませんでした。目的地に到着してから、調べてチェックインという流れです。理由は、その目的地まで辿り着けるかわからないからです。毎晩21時頃からホテルを探すのは、苦戦しました。

タイヤのパンク

先にお話しした、多摩川で起きたハプニングは、後タイヤのパンクです、、、

東京まで残り10㎞地点で、この旅初のパンクです。神様に「まだ気を抜くなよ!」そう言われているような気がしました気がしました。山のなかではなくて、都市部でパンクしたのは、ラッキーでした。修理して、再出発!

栄養補給

自転車旅で一番重要になるのが、栄養補給です。激しい運動を長時間運動を続けると、カラダのエネルギーが燃料切れになります。この現象をハンガーノックと言います。

ハンガーノックとは?

体内の糖が極度に不足することです。自らの意思とは関係なく、体の動きが停止します。意識の低下や思考の鈍化といった症状がでることもある。特に自転車やマラソンに多い現象。
対処法ー体内に吸収のはやいブドウ糖や果糖を摂取する。(ex:羊羹、バナナ、オレンジジュース)

特に、山を越える前には必ず羊羹を食べるようにしていました。

写真の食料は、旅中に先輩から頂いたLINEクーポンで購入したものです。熱海の山で大活躍した羊羹とビスコですね。

旅のなかでかかった費用

 

節約旅ではないので、食べたい時に好きなものを食べる。観光地には惜しまずお金を使う。

そんなスタンスで旅をしていました。

合計額は、、、¥57,915

新幹線代の¥14,720は、かなり高額ですね。

自転車旅で学べる事

・時間管理能力

3泊4日で目的地に到着するためには、細かい時間の管理が必要になります。特に就寝時間と起床時間は、しっかりと管理しました。観光の時間も計画を立てることで、本当に行きたい場所へ決めた時間内で楽しむことができました。

旅行をメインで楽しみたい方も、ある程度タイムスケジュールを組んでおくと充実した旅を楽しめるかと思います。

・成し遂げる力

この旅のサブテーマとして「成し遂げる力」を身につけたいと考えていました。実のところ、今回の旅で最初に設定していた目的地は、静岡県で富士山を見ることでした。しかし、目的地を一つずつクリアしていくうちに、もしかしたら東京に行けるのではないかと考えました。目的地を東京に変更してからは、とにかく前だけを見て漕ぎ続けました。成し遂げたときは、感動しました。

・自己肯定感が高まる

しんどい坂道も、太陽が照り付ける暑い道も、雪が降る寒い道のなかでも、あきらめずにペダルを踏み続けて目的地まで辿り着ければ、自分を褒めることができます。

今後、しんどい出来事が起きたとしても、自転車で東京まで行けたから大丈夫!と思える日が来るかもしれません。

他にも、多くのことを学べます。その学びは、人それぞれです。

是非、自分だけの学びを手に入れてみてください。

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